歴史

遠く故郷の四国松山を離れたのが・・・何年前だったでしょう。
札幌に来たときは、このバカに道が広いのと、まっすぐなことに、
正直、慣れませんでした。(名古屋もそうだった・・・)
人間のスケールに遠いというか、とにかくそれが嫌でした。
私が住んでいたところは、その中でも整然としたところだったので、
吹雪の夜、友達の家で飲んで帰る時、家々のシルエットがよく似ている
というのもあって、ほんとに遭難しそうになりました。

住めば都とはよくいったもので、そんなコトにも慣れました。
そしてまさしくこのスカスカした感じや、
整然としているところが札幌の歴史を物語っているし、
今やそこがいいんだよなあなどとのんきに思っていたら・・・・・

この三角形の敷地。
どう考えても札幌の歴史に反逆している。
開拓した年代によって測量の違いなどで、道がずれていたり、
局所的にへんな地割りをしてそうなったりしますが、
測量図を見ると、この当たりに一本の45度の境界線が
それこそビャーと通っています。
これも札幌らしい大胆さなのですが、
とにかくその角度が気になってしかたない。
ファイターズ通りがななめなのと関係ありそうだと、
辿ってみたら、どうやらこのあたりは
大友堀・・・いまの創世川・・・札幌を建設するために
掘られた水路が関係ありそうです。
どうやら歴史に反逆しているのではなくて、
まさしくこの三角形の敷地は「歴史」を持っているようです。
どうりで車が通るたびにひどく揺れると思った・・・

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